令和7年3月1日(土)パシフィコ横浜の国立大ホールにて、令和6年度の卒業証書授与式が挙行され、第77期生が卒業しました。
卒業式では、初めに卒業証書の授与が行われました。担任の先生が点呼をし、クラスの代表生徒が卒業証書を受け取ります。
次に表彰です。高校3年間で特に優秀な成績を修めた生徒や、在学中の様々な活動で活躍した生徒が表彰を受けました。
続けて、校長先生からの式辞です。
「人と人との出会いは縁で、縁は人生の中で重要な要素の一つです。様々な人たちとの出会いは、新たな友情を育み、お互いを成長させ、今後の心の支えになります。大切なのは、その縁に感謝し、真摯なコミュニケーションをとること。縁が絶えることなくお互いを尊重し合い、思いやりあふれる心で共に歩むことでより豊かな人生を歩むことができるでしょう。皆さんは共学校としての新しい横浜高校の土台を築き、そして歴史となりました。皆さんが次の新しいステージで活躍されることを願います」
その後、在校生代表として、現生徒会長から送辞が送られました。
「私たちは先輩方から様々なことを学びました。特に、新しいことに挑戦することの難しさ、意見を合わせてより良いものを作ることの大変さは、先輩方が引退してから強く実感しました。時には先輩方を怒らせてしまったり、困らせてしまったりしたこともありました。ですが、いつも親身に話を聞いてくださり、アドバイスや励ましをいただきました。本当にありがとうございました。先輩方から教わったことを忘れず、今後も新たなことに積極的に挑戦し、今以上に活気ある、笑顔あふれる学校にしていきます。そして、先輩方と同様に、一つでも多くのことを後輩たちに伝えていこうと思います。高校生活の様々な思い出を忘れずに、新たな環境でも頑張ってください。これからも皆様のさらなるご活躍をお祈りしています」
その送辞に対し、前生徒会長から卒業生代表の答辞が送られました。
「私たちが入学した2022年、新型コロナウイルスの流行もあり、周りの環境が一変していく中で総勢2000名を超える横浜高校で上手くやっていけるか不安がありました。しかし、蓋を開けてみると、私たちは3年間で多くのことを学ぶことができました。毎年7月には全校応援があり、黄色いメガホンを持って仲間たちと横浜スタジアムへ駆けつけました。また、Yokohama Sports Festivalや横校祭も無事3年間開催することができました。そして、2年生の12月には修学旅行にも行くことができました。各地で学びを得ながらも、班員や仲間たちとより一層、絆を深められた気がします。3年前不安に感じていたことがまるで嘘であるかのように、胸の中には楽しかった記憶がたくさん詰まっています。3年間、いつも私たちを見守ってくださった地域の皆様、勉強だけでなく、人として優しく、時に厳しく私たちを導いてくださった先生方、本当にありがとうございました。そして、お父さん、お母さん、いつも僕たちのことを気にかけてくれてありがとう。僕たちを支え、励ましてくれたこと、とても感謝しています。私たちは自らが決めた進路に向かって一歩ずつ歩みを進めて行きます。その中で大きな困難にぶつかったとしても、横浜高校での3年間で得られた学び、思い出、そして誇りを胸に、これからも立ち向かっていきます」
心のこもった答辞に、卒業生、保護者、教職員にも涙が見えました。
休憩を挟み、続けて生徒会主催の卒業式第2部が行われました。
第2部では様々なサプライズが行われ、第1部の厳かなムードからは一転、多くの笑いと感動に包まれていました。
また、最後の校歌斉唱は吹奏楽部の生演奏で行われ、夏の野球応援を彷彿させるものでした。
その後はクラスごとに分かれ、高校最後のHRとなります。
担任の先生から一人一人卒業証書を受け取り、三年間という時の流れの重みを噛み締めます。
担任の先生へ直接感謝を伝えたり、プレゼントや色紙を手渡したりする生徒も多く見受けられました。
在校生の皆さん、卒業生を送り出すために多くの準備をしてくれてありがとうございました。おかげでとてもいい卒業式を迎えられました。
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
これからは新しい場所での活動となりますが、3年間での経験を糧に新天地でも頑張ってください。
ますますのご活躍を教職員一同心からお祈りしています。