学校における学びの中心は言うまでもなく毎日の授業です。授業をしっかりと受けなければそこに何を加えてもあまり良い結果は期待できません。しっかりと授業を受けて、自律的に学習を継続すれば必ず学力は高まります。このサポートとして中学生には「学習の記録」を作成させ、学習計画、目標等を記入させています。
しかしながら、計画的に学習を積み重ねることが苦手だったり、授業だけではなかなか結果を残せなかったり、またもう少し進んで学びたいと思ったりする生徒もいることも事実です。こういった生徒たちの学びを支援するのがYSAPです。6年間を通して、基礎学力から応用力まで確実に養成します。
補習は生徒たちの学習の進み具合や、試験結果などを考慮して実施しています。ホームルームや習熟度別クラスといったクラス単位で実施する場合が多いですが、必要があれば、職員室や学習室でのマンツーマンでの補習も行っています。夏休みには夏期講座を実施し、実力アップをはかります。
また、高校1年生では、基礎学力充実のため、英語、数学、国語で基礎講座を実施します。
中学1年生と2年生の数学、英語で実施。普段の授業だけではなかなか結果を残せない生徒を対象として講座は行われます。教員1人だけではなく、現役大学生のSA(Study Assistant)と一緒に複数の担当者が生徒をきめ細かく指導します。担当者と時間をかけて問題に取り組むことで考え方や問題の解き方を身につけます。最初の段階ではちょっとしたことにつまずきがち。ベーシック講座ではこのつまずきをクリアにさせ、自ら学べるよう方向づけます。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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16:00~18:00 | 中2 英語 | 中1 英語 中2 数学 |
中1 数学 |
中学1年生から高校3年生までを対象として実施します。授業の内容プラスアルファを学習する講座です。英語、数学、国語を中心に実施し、高校2年生と3年生は理科と地歴公民(社会)が加わります。この講座は一講座5名から10名程度で「講義+演習」という形の80分を1コマとして実施します。まずは先生からその時間に取り組むべき課題や解き方、考え方を学び、その後一人ひとりが問題に取り組むことで確実な理解、定着をはかります。
同じ内容の講座を2時間連続で配置し、クラブ活動終了後に受講することができるように工夫してあります。
また、この講座の運営に当たっては専門の「運営サポーター」を配置し、面談などを通じて受講生の学習状況を把握し的確なアドバイスをします。
なお、この講座は外部講師に依頼しての実施となりますので受講料を頂戴しています。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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16:30~ 17:50 (80分) |
中2英語 | 中 数検3 | |||
中 数検準2 | |||||
18:00~ 19:20 (80分) |
高2英文読解 | 中2英語 | 中 総合国語Ⅱ | 高2 化学 | 高2古文・漢文 |
高3英文法 | 高2英文法 | 高2英作文・リスニング | |||
高2理 数ⅡB | 高3 現代文 | ||||
高3化学 | |||||
19:30~ 20:50 (80分) |
高3古文・漢文 | 高2理 数ⅡB | 高2現代文 | ||
高3英文読解 |
一貫コースの校舎には主に中学生が利用する学習室Aと高校生が利用する学習室Bの2つがあります。学習室の机はそれぞれ仕切られていて、生徒たちが集中して自分の勉強ができる環境になっています。また、それぞれに本校卒業生を中心としたチューターを配置し、学習をサポートします。
学習室の利用時間は、中学生は18時まで、高校生は21時までです。
本校の人間教育にはLIFE=Life Design(ライフデザイン教育)、Internationa(l 国際教育)、Feeling&Emotiona(l 情操・体験教育)、Expression&Communication(表現・コミュニケーション教育)の4つの柱があります。すべての柱の目標は、10年、20年先に「信頼を受くる人」となる人間力を育てることです。
自分に合った将来を選択するためには、まず自分を知らなければなりません。そこで、まずは自分の興味関心に目を向かせます。自分自身を正しく認識することで、自己肯定感を高めます。
自分の知る自分と、他者から見える自分には相違があることが多いもの。この点に気が付くことで自己認識を高めます。また、「職業調べ」として身近な人の仕事を調べ、仕事の内容や働くことの意味を考えます。
また、保護者の方々による「職業講座」を実施します。「親」としてではなく、「職業人」としての話は、保護者の方、生徒本人にも大変新鮮に聞こえます。
これまで取り組んできたプログラムから見えてくる将来の自分の姿を少しずつ具体化させながら進路選択へと結びつけます。自分の適性や興味関心にあらためて目を向けつつ目標設定をします。
高校1年生で重視することは、職業観や社会観を深めることです。何のために働くのか考え、どんな職業・職種があるのかを調べます。自分の興味関心がどこにあるのかを確認し、進路選択に役立てます。進路ガイダンスを通し「社会人」としての自分を意識します。
高校2年生では、「夢ナビライブ」や「進学ガイダンス」などを通じ、大学での学びを経験します。これにより、今まで描いていた将来のイメージをより具体的なものとし、大学進学の意義や目的をより具体的なものとします。
高校2年生から高校3年生にかけて参加するオープン・キャンパスは志望校選択の機会というだけでなく、自分自身の可能性を広げるための情報源でもあります。特に理系進学者の中には大学院まで学問を追求し続ける卒業生も多く、オープン・キャンパスで得た情報は大いに役立ちます。先輩たちの中には、琉球大→横浜国大大学院、電通大→東大大学院、東海大→北大大学院などに進んだ者もいます。大学院進学のみならず、大学卒業後の自分を意識させた進路指導を行います。
日本の文化や伝統を知ることが、国際教育の第一歩。英語力は自分の考えや意見を世界に発信するためのツールです。自分と世界の関わりを体験を通して考えるために、海外研修プログラムも充実しています。