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WBSC U-18 野球ワールドカップ2025に出場した選手たちが本校に戻ってきました!

投稿日2025/9/20

9月5日から14日までWBSC U-18 野球ワールドカップ2025に日本代表として出場し、熱戦を繰り広げてきた本校の選手たちが今週より本校に戻ってきました。

16日、選手たちは朝に校長室を訪れ、学校長に大会の報告を行いました。

校長室を訪れた選手たちにはブルージェイブズのキャップとTシャツが学校長より贈られていました。これは、学校長のカナダの友人がキャプテンの阿部選手に感銘を受け、学校長に託したものでした。また、選手たちには手作りのストラップも学校長からプレゼントされました。

校長室を訪れた選手たちは、その思いの詰まったプレゼントを受け取ると、10日に及ぶ熱い戦いの模様を語りました。

学校長は「胸に準優勝のメダルを輝かるその姿はとても眩しく、私たちに大きな感動を与えてくれました。大舞台で全力を尽くし、最後まで戦い抜いたその姿勢に心から拍手したいと思います」と選手たちの激闘を労いました。

 

その後、選手たちは18日の放課後には長浜グラウンドを訪れ、大会の様子などを振り返りました。

 

Q、世界大会を振り返っての感想を教えてください。

阿部:
世界の選手と戦うことができ、自分にとってプラスになる大会でした。卒業後は大学に進学する予定ですが、さらにその先のプロを目指す時、その指針になるレベルを今回の大会を通して知ることができました。

奥村(頼):
甲子園の後ということもあり、いろいろな思いを持って臨んだ大会だったので、世界の選手と戦えることにわくわくする反面、不安な気持ちもありました。ですが、日本の代表としての自覚と責任が日々芽生えていき、それと同時にプレーも良くなっていきました。

奥村(凌):
世界の選手は体格だったりピッチャーの球のキレだったりと日本人よりも上の選手が多くいました。その中でも日本らしく「負けない野球」にこだわって試合に臨めたのが良かったかなと思います。

為永:
いつもとは違う環境で野球をすることで、今現在の自分の力がわかりました。そして、世界の選手と競うためには、これまで以上に努力する必要があるということを実感しました。

 

Q、世界大会を通して成長したと思ったことを教えてください。

阿部:
海外のピッチャーのボールを生で見る機会は限られているので、海外選手の独特のボールを見ることができたのは自分自身にとって貴重な経験になりました。また、ホテルには他国の代表選手も泊まっていたので、海外選手とコミュニケーションをとるという側面でも成長する良い機会となりました。

奥村(頼):
全体的にいつもとは違う慣れない環境での大会だったので、そうした環境での一日一日の積み重ねが自分自身にとっての成長に繋がりました。

奥村(凌):
今回の世界大会を経験することで、自分の持ち味である守備の部分にいっそう自身がつきました。また、国際大会なので金属バットから木製バットに変わりましたが、自分なりに対応することができ、次のバッターへ良い繋ぎができたのも選手として成長できたことだと思います。

為永:
オープニングラウンドではあまり調子が上がらず、うまく打つことができませんでしたが、試合を重ねる中で調子を上げることができました。そうした修正能力を磨くことができたと感じています。

 

Q、今回の大会での象徴的なエピソードを教えてください。

阿部:
沖縄尚学の末吉選手が唯一2年生で代表に選ばれていましたが、人間性もしっかりした選手で、彼を盛り立てようとチームメイトが一致団結していました。その姿がチームの仲の良さを象徴していて印象に残っています。

奥村(頼):
日本代表という看板を背負って試合に臨むのももちろん大切ですが、野球を通して世界の選手と交流するということも大切だと思っていました。今回の大会ではホテルが世界の選手と一緒だったり、温泉で韓国代表の選手と一緒になったりと様々な側面で交流を行うことができました。そうした世界との交流という面でも意味のある大会だったと感じています。

奥村(凌):
パナマ戦の際、タイブレークで4点を取られてピンチになりましたが、その裏で一気に同点に追いついたのが心に残っています。先頭バッターが出て、その後も仲間たちが自分へと繋いでくれたので、自分も「ここで決めよう」という意識ではなく、「次の仲間に繋げよう」という意識で打席に立ちました。結果的に9回にサヨナラ勝ちをすることができ、とても嬉しかったです。

為永:
パナマ戦の同点タイムリーです。前日のアメリカ戦では一本もヒットを打つことができずに悩んでいましたが、パナマ戦では大事な場面でヒットを打つことができ、自然とガッツポーズが出るくらいうれしかったです。

Q、(阿部選手に)日本代表のキャプテンとして意識したことはありますか
阿部:
日本代表ともなると結果がこれまで以上に求められます。なので、チームが結果を残せるよう、そのためには何が必要かを考えてチームの様子を見るようにしました。

 

Q、(奥村凌大選手に)ベストナインに選ばれた感想を教えてください
奥村(凌):
選出されたと知った時には本当にうれしかったです。世界の選手たちと10日間争った中での選出だったので、その喜びは格別なものでした。

 

Q、今後の抱負を教えてください

阿部:
この夏、県大会や甲子園、そして今回の世界大会と様々な経験を積むことができました。この経験を今後の野球人生に生かしていきます。

奥村(頼):
高校生活でのプレーが一段落したからといってそれで終わりというわけではないので、気を抜かず、次のステージに向けてしっかりと取り組んでいきます。

奥村(凌):
進学先では対戦相手にとにかく勝つということにこだわり、チームに貢献できるよう自分の役割を全うします。今の横浜高校の選手たちも自分たちの代以上に頑張ると思うので、後輩たちの姿も応援していきます。

為永:
今後は大学で野球を続けていくので、世界大会での経験を生かし、選手としてさらに成長できるよう頑張っていきます。

3年生の引退後、新チームとなった本校の硬式野球部は日々練習に励み、現在は秋の県大会に臨んでいます。世界大会で活躍した先輩たちの姿は、後輩たちにとってとても良い刺激になったことと思います。

あらためまして、世界大会で戦ってきた4名の選手の皆さん、10日間に及ぶ熱戦お疲れ様でした。
また、応援いただいた全国の皆様、本当にありがとうございました。
今後とも、応援のほどよろしくお願いいたします。