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2013年度サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(SPP)特別講座を実施

投稿日2013/8/7

『深海コアと丹沢付加体から見える岩石サイクル ~海溝型巨大地震のメカニズム~』 

 

 横浜高校では(独)海洋研究開発機構(以下JAMSTEC)と連携して、夏休み特別講座を開催しました。高校生は、7月29日~8月2日まで5日間連続で、地球科学の最先端についての実習や専門家の授業を受け、最終日にはプレゼンテーションを行いました。とくに地震探査および地質調査の2つの手法を用いて、日本列島の成り立ちや日本の地震のメカニズムについて、理解を深めることができました。

 

【第1日目】

 JAMSTEC 横浜研究所に行き、地球内部ダイナミクス領域の研究員の方々から地球の内部構造を調べる物理探査手法について学習しました。桑野先生の生徒実習では、各班ごとにわかりやすく指導していただき、難しいデータの解析を無事にクリアしました。教員も生徒と一緒になって実習しました。

 

 

 

 

 

 

 

【2日目】

 JAMSTEC 横須賀本部にて、木村先生の「日本列島の形成」および仲西先生の「海溝型地震研究」についての特別授業を受講しました。午後からは地震計のしくみを学習し、施設見学を行いました。中でも海底地震計OBSには興味が集中していました。またスマートホンなどで震度計やクリノメーターのアプリが使えるという便利な情報もありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【3日目】

 マイクロバスで丹沢の巡検に行きました。講師は地球探査深部センターの小俣先生です。プレート境界に対応する神縄断層を目の当たりにし、断層の傾きを計測し地形図と照らし合わせました。また中川温泉の河川で椀掛けを行い、砂や重鉱物を採取しました。1日の終わりには充実感と疲労の入り混じったいい顔が見られました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【4日目】

 一貫棟理科室にて、地形図や写真を使いながら丹沢巡検の復習と整理をし、「日本列島の大地のでき方」についての講義を受けました。採取した砂を乾燥し、顕微鏡で観察しました。石英、雲母、角閃石などに混じり、ガーネットの粒が見えたときは大喜びでした。相模湾の深海コアを観察したのち、4日間の講座の総括をして終了しました。お疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【4日の晩】

 プレゼンテーションの準備のため、学習センターに泊まり、パワーポイントと原稿を作りました。班のメンバーの連携プレーもよく、入浴後、なんと夜中12時まで頑張りました。生徒たちの集中力と体力には敬服しました!

 

 

 

 

 

 

 

 

【5日目】

 生徒によるプレゼンテーションです。JAMSTECの取材も入りました。生徒たちは自分の言葉でしっかりと発表し、質疑応答も活発に行われました。最後に小俣先生から講評をいただき、閉会しました。

 

 

 

 

 

 

 

【さいごに】

 サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(SPP)とは科学技術振興機構が体験的・問題解決的な活動を含む理数教育の特別講座を支援する制度です。2013年度は、横浜高校が実践校の1つに採択され、JAMSTECの皆様にご指導いただき、地震学・地質学を統合したオリジナルの特別講座を開催することができました。お世話になりました皆様に心より感謝申し上げます。