ヨココウ風景

9月29日 全校朝礼

投稿日2023/10/2

 9月29日金曜日に全校朝礼が行われました。7月の朝礼や終業式は猛暑の影響を加味して、教室にて放送で実施されましたが、この日は日差しも穏やかで、気温も過ごしやすいものだったため、全校生徒がグラウンドに一堂に会して行われました。

 

 朝礼では始めに表彰伝達が行われました。夏休みから9月頃にかけて大会やコンクールなどで優秀な成績を収めた女子バスケットボール部、バレーボール部、アーチェリー部、硬式テニス部、吹奏楽部、書道部が表彰され、(大会成績は夏休み中の部活動成績報告をご参照下さい。9月の部活動成績報告に関しては後日掲載予定です。)校長先生から各代表者が表彰状を受け取りました。

 

また、第47回全国高学総合文化祭 将棋部門 男子団体にて優勝し全国制覇を成し遂げた囲碁・将棋部を代表して2年A組小雀 悟君と、第31回WBSC U-18 ベースボールワールドカップで大会MVP、首位打者、ベストナイン(二塁手)、最多得点の四冠を達成し見事世界一に輝いた3年20組緒方 漣君からそれぞれ全校生徒に向けて感謝の言葉を頂きました。

 

小雀君

“今回8月に鹿児島県の指宿市で行われた全国大会にて優勝することができました。応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。”

 

緒方君

“この度は9月上旬に台湾で行われた世界大会で世界一を獲ることができました。これも皆様の応援や声援があったお陰で、それが自分の力になりました。そしてこの夏行われた神奈川県大会準決勝、決勝では全校応援という形で、自分たちの背中を押してくれる大声援の中で野球ができたことを本当に感謝しています。今、後輩たちが30日に行われる準決勝、決勝に向けて頑張っています。これからも野球部の応援よろしくお願いします。”

 

 夏休みの猛暑の中、各部活動は精力的に活動し努力を継続してきました。その成果が結果として表れ、横浜高校を代表して優秀な成績を収めてくれました。とても誇らしいことです。今後もそれぞれ努力を継続していき、野球部の緒方君や囲碁・将棋部に続いて横浜高校から日本、そして世界へ羽ばたいてく生徒が輩出されることを願っています!

 

 表彰伝達の後は今年度の生徒会本部役員紹介が行われました。壇上には本年度生徒会本部生徒会長を務める2年1組 中村 颯君が登壇し、各役員の紹介が行われました。

 横浜高校の生徒会は主体性が強く、体育祭や文化祭などの学校行事は生徒会が“生徒主体”となって作り上げています。そして今年度の文化祭も約一か月後に迫ってきています。今年度の文化祭は様々な規制が撤廃され多くの方々の来場が予想されますが、生徒会長の中村君は“生徒一人ひとりが協力して文化祭の成功を!”と力強く挨拶をしました。その生徒会長の言葉にもあったように、皆が主役となって文化祭を盛り上げていき、文化祭を成功させていって下さい!

 

 そして朝礼の最後に校長先生から講話を頂きました。

 講話の中では、はじめに暑さが過ぎて全校生徒が一堂に会せた喜びの言葉を頂き、その後横浜中学校・高等学校の校訓である三条五訓の中の“秩序を守れ”という校訓に注目したお話を頂きました。

 秩序は社会生活を営むために必要なものであり、これがないと混沌としてしまいます。そして組織や団体は規範となるその秩序がないと成り立ちません。そしてその秩序を守るためには一人ひとりがマナーやTPOを守ることが必要です。そこで校長先生は歩きスマホを例にお話しをし、一人がマナーを破るとそれが様々な悪い方面に波及していってしまうので、一人ひとりが一つ一つの規範を守ることが人間社会において必要なことであり、生徒一人ひとりが自分の行動や振る舞いをもう一度見直して、正しい振る舞いをするように努めてほしいと生徒に投げかけました。

 そして講話の最後に“今回の朝礼で多くの人が表彰されたが、一人ひとりが過去の自分と現在の自分を比較して、賞には表れないが自分は伸びているのだと思って過ごしてもらいたい”とお言葉を頂きました。

 

 生徒には校長先生から頂いたお言葉を胸に、自分の力で考えて秩序を守れる人間になり、日々の生活の中で自分の成長を実感でき、たとえそれが賞を貰えなくとも、価値のあることだと実感しながら学校生活を送ってもらいたいです。