12月16日(火)に高校1年生を対象に探究学習を行いました。ENAGEEDという教材を使用し、7月に実施した第1回目の探究学習の続きとして「描いた未来を実現する力」について学びました。捉え方を変え、ゴールから逆算して動く大切さを身近な問題から考えることができました。
今回は探究学習指導担当の井手祐樹先生にインタビューしました。
Q.探究学習を行う意義や目的は何でしょうか?
変化の激しい現代社会において、学校で学んだこともすぐに古くなり、今は生じていない課題にも生徒が向き合う可能性があります。そうした中で、「答えのない問い」にどのように立ち向かうかということを考える一環として探究学習を行っています。
高校1年生はENAGEEDという外部のプログラムを使って、非認知能力、いわゆる学力とは違って直接はかることができないものの、生きる上で大切な力を伸ばすことを目的として探究学習を行っています。
Q.これまでの2回の探究学習を通して感じていることは何ですか?
夏には第1回として「人の4つのモードと3つの力」について考えました。第2回目となる今回のプログラムでは「考えを行動に移すために何が必要か」というテーマで学習を進めました。今回のキーワードの一つに「デキナイデキル」があります。デキナイ理由が見つかった時にどうすればデキルのか、捉え方を変えるという意識は大切かなと思います。
また、もう一つのキーワードに「ゴールから逆算する力」があります。昨今AIが発達している中で、逆算して何をすべきかある程度の道筋は示してくれます。その中で生徒にとって大事なのは「ゴールをどう決めるのか」です。そのための自己分析や動く力がこれからの時代に求められていることかなと感じます。
Q.今回の第2回では、井手先生も実際に1年生へ授業をしましたがどうでしたか?
抽象度が高い問いになった時に考え続ける体力が課題かなと感じました。例えば、何かできないことについて「時間がないから」と考えた上で、「なぜ時間がないのだろう」「何時間つくればその問題ができるようになるのだろう」といったもう一歩踏み込んだ考えをする際に課題が見られたかなと思います。探究学習は答えのない問いに向き合うので、どうしても考える時間が増えます。その考え続けることに耐えられる体力を今後生徒にはつけさせていきたいなと思います。
Q.最後に、今後の目標をお願いします。
3学期に行う第3回目の探究学習では「自分の世界を広げる」ことについて考えます。大切なのは「問いに対して答えを出す」のではなく「問いを持つこと」だと考えています。問いを持つことで世界の見え方が変わり、見え方が変わることで自分の在り方が変わってくるので、生徒には「長持ちする問い」を見つけてほしいです。少し調べれば分かることではなく、高校生活やその後も自分の生活の“錨”になるような問いを持ってほしいです。それを見つけるためのプロセスをこの探究学習で学んでほしいと思います。