スクールライフ

ベネッセ総合学力テスト・記述模試

投稿日2024/7/10

 6月26~27日に高校1・2年生がベネッセ総合学力テスト、高校3年生がベネッセ総合学力記述模試を受験しました。この模試は、大学・短大進学を目指す全国約45万人が受験する全国最大規模のものとなっています。大学入学共通テストの現役受験者人数とほぼ同数が受験するので、ライバルの中で自分の学力が現在どのくらいかを把握し、志望校合格に必要な学力の定着状況が確認できます。全国平均正解率が10%程度の応用問題から、80%程度の基礎問題まで幅広く出題されているため、基礎問題でいかに得点できるかがポイントになります。
 3年生にとっては受験校を決定するためにも重要な模試になりますが、受験本番を見据えながら、集中して問題に取り組む様子が見られました。

今回の模試について、進学推進部部長の福田先生にインタビューしました。

Q.3年生は今年度初の記述模試でしたが、どのような意義のあるものでしょうか。
 現時点での自分の立ち位置を知り、夏に何をすべきか、苦手箇所を洗い出してどのように克服するかを今回の模試で考えてほしいです。

Q.模試では自己採点をしますが、ポイントは何ですか。
 記述なので自己採点は難しいと思いますが、自分の採点基準と実際の採点基準のすり合わせをしてほしいです。何を書けば得点になるのか、ミスマッチが起きないようによく見直してください。自分の答案が返ってきた後は、部分点がどこでどれくらいもらえているのかをよく見て振り返りをしてください。この練習をすることで、赤本を解く際に採点ポイントを掴みやすくなります。

Q.模試の結果は約1ヶ月後に確認できますが、結果が出た後はどのように活用すれば良いでしょうか。
 判定を気にする生徒が多いですが、それはあくまで判定であって不合格ということではありません。判定や偏差値だけではなく、結果を掘り下げて見るようにしてください。特に設問や単元ごとの自分の得点・分析・全国平均を見て、苦手箇所の洗い出しに活用してください。
 苦手箇所を克服することは大変かもしれません。しかし、「できないところが伸びしろ」です。いかに苦手を克服し伸ばせるかで結果が大きく変わります。頑張ってください。

 

 次回の模試は夏休み明けにすぐ行われます。特に高校3年生の模試は既卒生が受験するので、出てくる結果はより本番に近いものとなっています。
 それぞれの進路実現に向けた指標となるよう、模試を有効的に活用していきましょう。