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英語スピーチコンテスト〈一貫中1~高2〉

2013/12/25

本校『LIFE』の一つ「表現コミュニケーション教育(E)」の中に、スピーチコンテスト(12月)があり、英語で自己表現する行事です。今年で7年目となります。11月にクラス内で予選を行い、選ばれた者達が本選に出場、学年生徒全員の前で発表します。
内容は、中1~高1まではテキストか作文を選んで暗唱します。

 

作文の課題について、中1は「自己紹介」、中2は「ぼくの夢」、中3は「行ってみたい国」、高1は「環境に関する事柄」ですが自由作文も可能です。
もちろん、学年が進行するにつれてステージが上がり、分量(英単語数)がアップしていきます。最後のステージは高2で行われる「プレゼンテーション」です。今年も様々なテーマでプレゼンの本選に10名の生徒が出場しました。私は中1と高2のスピーチコンテストに参加しました。会場には評価する英語科の先生方、保護者の姿も見受けられました。

校長挨拶   評価中
校長挨拶   ただ今、生徒も評価中

 

〈中1スピーチコンテスト〉校長挨拶では、「英語を始めて8ヶ月、ようやく慣れてきた中1の皆さんが、英語を話すのは大変なことです。

今日は大勢の前で何も見ないで人前での発表です。さぞ、出場する生徒は皆ドキドキしていることでしょう。今日のコンテストでは、予選を通過した20名が出場します。頑張ってください!」

保護者も応援

   スピーチコンテスト 保護者も応援

 

みんな緊張していましたが、よくやりました。優秀な発表を紹介します。

 テーマ:自己紹介(作文)

 内容:自分の好きな野球や陸上競技、食べ物、趣味について、そして家族について作文しました。

 

 テーマ:No Japanese River Otters in Japan(テキスト暗唱)

 内容:絶滅してしまった「ニホンカワウソ」についての話です。明治以前は日本各地で見られていた「ニホンカワウソ」ですが、乱獲や環境汚染のため絶滅してしまいました。「ニホンカワウソ」以外にも絶滅の危険がある動物がたくさんいるので、環境について考えなければなりません。

 

さて、学年が進むと難しさもより一層増してきますが、ジェスチャーを混じえて身振り手振りと表現力にも磨きがかかってきます。(中2<中3<高1)

そして最終段階は〈高2スピーチコンテスト〉です。みんな様々なテーマについて調べ、パワーポイントなどにまとめることから始まります。ひと苦労ですが、ここから更なる試練が・・・聴衆にいかに英語でわかるように伝えるかが大事。みんな努力のあとが見えました。

校長挨拶で「(私からみて)優秀なのはブログに動画でアップします!」と約束、会場内はどよめきも聞こえ、どっと湧きました。ボルテージが上がり、さて結果は…。

 

M君

 

テーマ:World-tied by DANCE (ダンスで世界は一つ)

内容:アメリカを拠点にダンスで世界をつなげようというNPOヤングアメリカンズという団体があります。同級生のお母さんの勧めで、そのジャパンツアーに2シーズン参加しました。このプレゼンはそのレッスンの内容と自身が感じたことです。

 

 

S君

 

 テーマ:Depth in Friendly (親しみやすさ)

内容:”Friendly”とはどういうことかということに着目してみました。カナダ(中3)とニュージーランド(高2)での語学研修両方に参加。外国の人たちは、コミュニケーションをとることが上手な人が多く、”Friendly”と感じることが多かったです。この点は日本人はあまり上手とは言えないようですが、震災の時などの「助け合い」を目の当たりにすると、日本人らしい「親しみやすさ」のようなものがうかがえます。自分は、外国人のような「オープン」な親しみやすさを身につけたいと思っています。

 

中学1年生で英語を始めて、時が経ち高校2年生になって世界観が広がる生徒は多いと思います。しかし、それを人に伝えることの難しさ、日本語でも難しいこの課題に果敢に挑み、しかも 英語で表現する・・・その努力に最大限の賛辞を送ろう!

今回のプレゼン、本選に出場した生徒はいずれも素晴らしい出来でした。着眼点や工夫のあとが随所に見受けられました。みんな胸を張っていいでしょう。ただコンテストなので比較優劣をつけなければなりません。私は採点者ではありませんが、採点した先生方はさぞ苦慮したことと思います。予選で敗れた生徒たちも、*採点してみて本選に出場した彼らの苦労がわかったのではのではないでしょうか。本選に出場するためには、”心”を折らずにやり遂げるという気持ちが人よりチョットだけ強ければいいのかもしれません。            *本選に出場しない生徒たちは、採点することで出場者の努力を知ることになります。

出場した生徒のみならず、彼らの発表をみて感じた生徒諸君が、今後社会に出てからもたくましく逃げずに自己表現できると信じています。楽しませてもらいました。ありがとう…!!

みんな、お疲れさま!

 

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